投稿者コラム

パチンコで失敗したバカ男の話

これからパチンコで全てを失った男の話しをしよう。彼の名前は佐藤(仮名)40歳、製造業の派遣社員、妻と2歳になる子供とアパートに3人暮らしの性格はごく普通の男です。

ただ1つパチンコ狂いのとこさえ無ければ。彼は3度の飯よりパチンコ好き、妻の反対をよそに、仕事帰り、休みの日はパチンコ三昧。だからといってそれほどパチンコがうまいわけでもない。そのお金をどう捻出してるのかというと皆さんも想像のとおり借金だ。

佐藤はまず会社の同僚に目をつける。家庭の問題でお金が必要などとゆう嘘をついてお金を同僚から借りまくり、10人ぐらいのおとなしい同僚だけ狙って金を借りていました。

なぜおとなしい同僚だけから金を借りるのか、佐藤には最初から返す気などさらさら無くおとなしい奴から借りれば仮に返さなくて言ってきても自分の方が強いので踏み倒してやればいいと思っていたからです。

 

そんな生活をしながら毎日好きなパチンコだけして暮らしていたのですが、そんな生活にも徐々に陰りを見せ始めます。

借金を返してもらえない同僚が会社の上司に打ち明け、佐藤は近日中に借金を返す事と、もう2度と会社での金の貸し借りはするなという厳重注意。もちろん会社でその噂は瞬く間に広まり誰にも相手にされなくなりました。

もちろん金など返すわけもなくそのまま無断欠勤ののち退社。妻にはリストラされたと嘘をつきまた再就職先を探す事になる。

しかし彼はもう働く気など無かった。パチンコという悪魔に取り憑かれた佐藤はパチンコで食っていこうという愚かな考えを持ってしまったからです。仕事を探しに行くふりをして朝家を出れば夜までパチンコ。

もちろんそのお金は消費者金融などからも借りれない無職の佐藤は闇金から金を借りかパチンコを打っていた。こうなるともう末期で本当にいつか取り戻せると本気で思ってしまう事です。

 

ここまで行くともう病院でカウンセリングと治療しか無いですね。そんな生活も長く続かずとうとう佐藤は一文無し、妻にもいままでついてきた嘘も使い果たし家には毎日借金取りがくるようになりました。もう生活の限界を感じた妻は子供を連れて出て行き、佐藤とは離婚。

佐藤は借金取りからのがれかためにアパートから出て、40歳にしてホームレス。本当に情け無い話だ。

佐藤はどうにかして生きていくために色々考えた、仕事の事、パチンコの事、これから自分はどう生きていけばいいのか。涙が溢れてきた。自分自信本当に馬鹿っだったと心から反省した。

そんな絶望の淵に立たされた俺の後ろから「佐藤か?」後ろを振り返ると現場作業着姿の男が立っていた。よく見ると中学の時に仲良しだった田中(仮名)だった、田中は現在建設会社の社長で会社も忙しいそうだ、田中は俺の話を聞いて最初は凄く怒られた。

そしてうちの会社で人生もう一度やり直せと言ってくれたそうです。こんな馬鹿な男でもすくってくれる人はいるんですね。ちなみに佐藤はパチンコをやめて一生懸命働いているそうです。そしてこの体験談の作者、私が建設会社の社長です。