パチンコ・パチスロ歴20年の私が自身の経験をもとに、パチンコ・パチスロの簡単な歴史と負けが減る遊び方について書かせて頂きます。
まず、パチスロが勝てるか勝てないかという点については、結論から言うと高確率で「勝てません」。基本は「負け」ます。
パチンコ店の運営は利用者の負けで成り立つ
よく聞く話になると思いますが、パチンコ・パチスロ店の運営はもちろん、誰でもないプレイヤーのお金で成り立っています。
運営項目として大まかですが、店舗の土地や建物の維持費、パチンコ・パチスロ機器の導入や入れ替えの費用、水光熱費、人件費、広告費など。
店舗を維持するには、莫大な金額が必要である事は明らかです。
それでも、私がパチンコ・パチスロを始めた頃は、モーニング(朝一高確率で当たる)や設定告知イベントに規制がありませんでしたので、開店前日の夜中から並んで狙い台を確保する事が出来れば、おおよそ8割位の確率で勝てていました。確保できなければ地獄でしたが。
なので、パチプロ以外でも、定職につかず、パチンコ・パチスロで生活をする人も多く存在していました。
パチンコ規制の波は大きな変化をもたらした
しかし、十数年前よりパチンコ・パチスロ業界の規制が厳しくなり、大々的なイベントが行われなくなっていきました。
並行して、遊技機の基準や換金率の規制も加わり、大当たり1回あたりの出玉数減少、低換金率化も進んでいきました。
「勝てる時代」が忘れられない人達は、規制後もなお、足繁くパチンコ・パチスロ店へ通うものの、ハイリスクローリターンの状態に借金する人が増え、徐々にパチンコ・パチスロ人口は減っていきました。以降も、次々と遊技機に新基準が設けられ、射幸性を抑えた使用へと変化していきました。
かかる費用は変わらず、戻ってくる費用は少なくなり、店は利益があがりやすい、プレイヤーは勝ちにくい状況になったので、パチンコ・パチスロ人口の減少は急速に進んでいきました。近日、朝一から並んでいる人の姿を見る事もほとんどなくなりました。
負けを減らして収支をプラスに持っていくには
そこで、プレイヤーが少なくなった現状で負け額を減らして遊ぶ方法は「パチスロの天井ゲーム数と期待値を把握して、プラス域の台のみ打つ」になると思います。
パチスロ台には設定というものが2~6段階存在して、良い設定を入れれば機械割が上がります。
機械割というのは、賭けるメダルと払い出しのメダルの割合で、高設定は確率が甘くプレイすればするほど出るメダルが増える仕様になっています。
現状、店側としては、急激な客離れが進んでいるので、店の維持費や従業員の給料を稼ぐには、来店するわずかな人数の客から売り上げをとるしかありません。
なので、上記に記載した様に、回せば回すほど客の儲けになる台を置くはずがありません。
そうなると、ほとんど台は回せば回すほどプレイヤーが負ける台を置き、ほんの数台だけ「見せ台」つまり、選び方が良ければ勝てると錯覚させる台を置いているのです。
しかし、パチンコにはありませんが、パチスロには「天井」という機能のついた台が存在します。
「天井」というのは決められた回数に到達すれば当たりもしくは当たりのチャンスが得られる救済機能です。
その天井機能を基準として、期待値というものが存在し、何ゲームからプレイを始めると平均~円はプラスになるというものがあります。
期待値はネットで検索すると、簡単に情報が提供されています。
したがって、「天井機能がついた台をプラスの期待値が出るゲーム数から打ち始め、当たりや高確率の状態が終わったらプレイをヤメる。」を
繰り返せば、毎回プラスにならなくても、長い目で見ると収支はプラスになる確率が高いと思います。
好きな台が空いていると勝ち負け関係なく触りたくなりますが、それを辛抱して期待値を守れば、低資金で遊べると思います。
逆にその方法を守れなければ、今のパチンコ・パチスロ業界の状況で、長くプレイする事は難しいと思います。
ありふれた情報なので、役に立たないかもしれませんが、実際、遊び方が限定されてしまうくらい、今の状況は厳しいという事が伝われば良いです。